2018年4月18日水曜日

20180418 J arthroplasty Conversion vs Primary Total Hip Arthroplasty: Increased Cost of Care and Perioperative Complications.

背景
大腿骨近位部骨折は増加しており、骨接合術後のTHAも増加傾向にある。以前の研究では骨接合術後のTHAでは合併症が高いことが報告されている。ただ、以前の研究ではこの2つの方法間でのコストの検討が不足していた。MedicaidとMedicareの保険で疾患の重症度をマッチさせて、病院への支払いについて検討した。
方法
2012年から2015年までに163例の骨接合術後のTHAが存在した。術中合併症、出血、手術時間、術後合併症、周術期のコストについてPrimaryTHAを行った群で、マッチさせて検討を行った。
結果
骨接合術後のTHAでは初回THAよりも直接のコスト、中間の介護コスト、リハビリ、レントゲンなどで有意に初回THAよりも高かった。加えて骨接合術後THAでは出血、手術時間、入院期間、術後合併症も多かった。
結論
骨接合術後THAは初回THAに比べて手術時間が長く合併症が多かった。患者の選択バイアスから生じる追加の出費を防ぐために、骨接合術後のTHAでは評価項目の再評価が必要である。


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最近の流行りのコスト談義だと思います。
骨接合術後の骨頭壊死もしくはインプラント穿破からでTHAが必要になる症例と、転位が大きいからTHAにしましょうという症例が同じなわけがなく、手術時間だって抜釘していれば自然に延長するものと思います。
そもそもこの2群を比較してあなたは何をいいたいのかとつっこんでみたいものです。

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